【バックナンバーシリーズ】2007年07月24日 《道具》木槌の違い


毎週日曜日はブログ、バックナンバーシリーズの日です。

過去ブログに膨大にあるアーカイブの中から有益な情報を再掲して、日の目を当てよう!
そして最近レザークラフトに興味を持った方にも見てもらいやすいようにしよう!

暑い。。。ほんとに暑い。
この時間(15時過ぎ)に外に出ると日向はあかんレベルです。肌がジリジリと焼けるような日差し。そんな灼熱の大阪市より今日も元気にお伝えします。

さて、今日は12年前の記事です。

12年っていうと生まれた子がそろそろ小学校を卒業しようとするタイミングですねえ。

そんだけ長い間レザークラフトの発信を続けてるってのは感心します(筆者は入社8年目です)

今日のバックナンバーネタは、レザークラフトには欠かせない「ハンマー」の話。
モウルやプラスチックハンマーをお使いの方も多いと思いますが、やっぱり1番多いのは木槌をお使いの方かな。

で、この木槌。Phoenixの取り扱いだけでも3種類もあります。

どれも長所短所ありますが、その違いについて12年前に書いた記事が短くまとまってるので参考にしてみてください。

 

それではご覧ください。

2013年07月30日の記事

《道具》木槌の違い

 

序文:バックナンバーシリーズとは?

 

Phoenixはここでブログを2014年から書いていますが、実はそのもっと前から他のサーバで書いていました。訳あって現在のサーバへお引越ししましたが、1400ほどあった旧サーバの記事はお引越しできず、そちらのサーバに置きっ放しとなっております。
(旧サーバのブログはこちら

現在でも古いブログはご覧頂けますが、別サーバの記事なのでブログ内検索などでは引っかかりません。

有益な情報がたくさんあって、とってももったいないなー、と日々思っていたので、これから少しずつ【バックナンバー】としてこのブログ用に再編して掲載していこうと思います。

古い記事の引用となりますので、表現が古かったり今ではもっと便利になっていたりしますが、これは当時のまま載せようと思います。

他にも価格が当時と異なっていたり、登場人物がすでにPhoenixを去った人だったりしますが、こちらは誤解を避けるためにも、ご本人への配慮もあり伏字や編集したものとさせていただきます。

予めご了承ください。

 

100均のハンマーでもいいのか?レザークラフトの木槌の話

 

当店で販売している木槌はちょっとお高め¥1040します。(編註:タイコの場合)

「木槌なんて100均で売っているからそれでいいんちゃう?」とお思いでしょうが、これが違う、というお話。

違いは木槌先端部分に丸みがあること。

丸みがあることにより叩いたときに衝撃が直に伝わりやすくなっています。ゴルフの世界でいうスィートスポット、というやつです。この点をたたく事により自分自身に跳ね返ってくる衝撃を少なく、かつ、こちらの力を素直に対象に伝えることが出来ます。

一般的な木槌は面が垂直になっています

垂直になっているものは打棒に当てるときほんとにきっちりと垂直&真ん中にあてないと力が伝わりません。ゴルフやテニスをされる方なら「スウィートスポット」という言葉でわかっていただけると思います。

水平木槌はほんとに真ん中のごくわずかな1点のみじゃないときれいに打てません。丸みを帯びている木槌は多少ずれてもサポートしてくれます。
実際に店頭にきていただいたお客様に「木槌っていいの?」と聞かれたら当店では水平木槌と丸み木槌、両方を試してもらいます。100%の方が「あっ!違う!」とわかってもらえます。

丸みを帯びていることにはそれなりに理由があり、値段にも理由があります、というお話でした。

でもどれだけ木槌を買おうとも机がしっかりしていないときれいには打てませんね。

●「鉄のハンマーじゃ駄目なの?」
鉄のハンマーは打撃が伝わりやすいのできれいに打てます。ですが、長い間鉄のハンマーで叩いていると徐々に打棒のほうが痛んできます。打棒の頭部分が徐々にゆがんでしまい、ゆがみは結果的に失敗を招きます。
だからこそ木槌を当店ではお勧めします。木槌は使っていると鉄の打棒の負けて徐々に痛んできます。
「え~?じゃぁ木槌いつかはぼろぼろになって買い換えなくちゃいけないの?」 そうです!ですが、打棒や菱目打ちなどの道具が傷んでしまうよりも木槌を買い換えたほうが手間と費用が格段に安くすみます。

●「木槌買ったけど柄が抜けた!」
私が個人的に買った木槌は1ヶ月ほどで抜けました。これはある種仕方ない点があります。製造段階ではしっかりとはまり、接着コーティングまでされていますが、製造後「じゃぁ、使ってみて大丈夫か試してみよう!ガンガン!」と出来る品ではありません。
ホームセンターなどに行けばわかりますが、金槌や木槌用の柄だけで販売されています。木槌も使っていればいつかは抜けるものだと思い、その際はまたホームセンターなどで柄だけ買って新しく取り付ける・楔を新しく打ち込む・抜けないようにネジで留める、などをしてください。

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