【バックナンバーシリーズ】2009年8月29日の記事:題名に偽りありのすごい本!「はぎれで作る革小物」


毎週日曜日はブログ、バックナンバーシリーズの日です。

以前のサーバに保存されている昔の記事で、今でも役に立ちそうなものを引っ張って改めて日の目に当てよう!

今日は、2009年8月に、当時新刊として紹介した書籍のご紹介です。

この本、Phoenixの猛プッシュがあったのか無かったのかはさておいて、
先日、増補改訂版として再出版されました。

当時もご紹介しているのですが、「ハギレを買った初心者向け」ではなく、
「余ったハギレの有効活用に悩む中級者以上向け」の内容となっておりますが、
いかんせんタイトルだけを見るとなかなか伝わりにくい為、いい意味

「題名に偽りありのすごい本」

として紹介しております。悪口じゃないよ、スタジオタックさん。

私も2009年当時に購入して非常に参考にさせてもらいました。

だって

ハギレの有効活用って案外難しいけど当時は取りまとめた情報が少なかったですから。

ハギレに困ってる方は必見の内容ですし、
何よりも先日増補改訂版も出ましたので、ぜひ手に取ってほしい書籍でございます。

それではご覧ください。

2009年08月29日
題名に偽りありのすごい本!「はぎれで作る革小物」

<画像の一部が非常に小さなサイズとなってます。これは意図的なのか、ミスなのかわかりませんが、当時のブログがこうなっていた次第です。あらかじめご了承ください>

 

 

序文:バックナンバーシリーズとは?

 

Phoenixはここでブログを2014年から書いていますが、実はそのもっと前から他のサーバで書いていました。訳あって現在のサーバへお引越ししましたが、1400ほどあった旧サーバの記事はお引越しできず、そちらのサーバに置きっ放しとなっております。
(旧サーバのブログはこちら

現在でも古いブログはご覧頂けますが、別サーバの記事なのでブログ内検索などでは引っかかりません。

有益な情報がたくさんあって、とってももったいないなー、と日々思っていたので、これから少しずつ【バックナンバー】としてこのブログ用に再編して掲載していこうと思います。

古い記事の引用となりますので、表現が古かったり今ではもっと便利になっていたりしますが、これは当時のまま載せようと思います。

他にも価格が当時と異なっていたり、登場人物がすでにPhoenixを去った人だったりしますが、こちらは誤解を避けるためにも、ご本人への配慮もあり伏字や編集したものとさせていただきます。

予めご了承ください。

 

本文:あら不思議。この記事読むとこの本欲しくなりますよ。

 

スタジオタッククリエイティブさんから新しく本が出ました。
「タックさん、すごい勢いで本出していない?半年間で3冊か4冊、、、」
「はっはっは、まだ出しますよ」まだ出すのか!

で、「ハギレで作る革小物」です。
これがいい意味でタイトルを偽るすごい本です。

革小物、ということで

道具入れやペーパーウェイト、ブックカバー、ペンケースなどです。マネークリップに関しても始めて本にとりあげられた、と思います。

で、問題はタイトルだけ見ると「初心者向けだね!」という感じなのですが、中身を見ると非常に珍しいことが書かれています。

コテを熱しての飾り捻入れ

くるみボタン

写真によるマジック編みの説明。写真での説明は非常に珍しい

おそらく本で紹介されたのは始めてかと思われる立体成型(絞り)の説明

意図的なむら染め

これまた本に書かれたのは始めてかと思われる積み上げ技法の説明。

 

本に書かれたのがはじめて、という技法が多く非常に貴重な本となりました。立体成型などは知りたい方も多いと思われます。

ただ、「普通に売っているハギレでこれが出来るか」というと出来ません。ハギレで売っている革はタンニン系は少ないですから。(売られているハギレのほとんどはクローム系ですので)
「タンニン革を1枚買いして残った部分で作る革小物」というのならば問題ないですが、「どこでも買える革ハギレで出来る革小物」というには問題あるかな、と思います。

初心者というよりも中級者向けの本となっていますね。
革の幅広い技術をカバーする貴重な本が出版されました。

出版社:スタジオタッククリエイティブ
発行:2009、08
価格:2625円(註:価格は当時のものです)

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