古いベルトをリメイクして生まれ変わらせる方法


こんにちはヤマネです。
Phoenixでは商品の写真を撮ったり、レタッチしたり、紙モノ、Webモノのデザインをしたり、SNSで発信したり、ネットショップの中をあれこれいじったりしています。
今日も新商品の撮影をしましたのでお楽しみに!

 

暑いですね。
水、飲んでますか?ヤマネはここ数ヶ月毎日ハーブティーやら緑茶やらをハリオのフィルターインボトルで作って飲んでいます。フィルターが内蔵されてるので茶葉をばさっと入れるだけで美味しい水出しティーが簡単にたっぷり作れるのでめちゃめちゃおすすめですよ。

 

さて。今日はベルトのリメイクをした話をしようかなと思います。

 

ひとつあればスタイルがシャキッとするアイテム、革ベルト。

ロゴTにデニムなんかのラフなスタイルでも上質な革ベルトしてるだけで綺麗目にもなるし
ふんわりワンピースのシルエットを細ベルトで変えたり。。
((おチビには特に必須アイテムでもあります。))

 

そんなベルトですが、バックル部分は大抵ニッケルだったり真鍮だったりの金属なので、多少の経年劣化こそすれ、半永久的に大丈夫だったりします。

 

しかし革はお手入れすれば長く使える素材ではありますが、如何せん保存状態が悪かったりお手入れしてなくてカサカサだったり、そもそも買ったベルトの革がイマイチだった、、などで革の部分だけダメになっちゃうってことあると思います。

 

そんなベルトないですか?

 

うちにもありました。

気に入っていたのですが顔料がパリパリにひび割れて手当しても復活不可能なベルトが。

 

そしてこのパリパリベルトが最終的にこうなりました。

いいやん。

 

おうちに眠る、お気に入りのバックルを活かしてベルトを蘇らせましょうー⠒̫⃝

 

ベルト用の革はどこで買えるか

 

ベルト用の革って長ーくないといけないし、厚みもいるし、均一な幅でなきゃいけない。

ので、大きな革から切り出すより断然⦅ ベルト用にカットした革 ⦆を買ってしまったほうが綺麗で簡単です。

 

フェニックスでは

25ミリ幅、30ミリ幅、35ミリ幅、40ミリ幅のベルト用革を販売しています。

こちら

革によって45ミリ幅もあります。

 

綺麗に早くベルトを作るために

お持ちのバックルの幅に合わせて革をゲット、する前に一緒にオススメしたいのが

ベルト用部分漉き加工。

 

バックルを取り付ける部分は革を折り返しますが、厚みがそのままだとごろごろして綺麗に治りません↓

そこで折り返す部分だけを薄く漉くのですが、繊維のぎゅうぎゅうに詰まったタンニン革を均一に薄くするのは自力でやるとまあまあ大変です。

ここは部分漉き加工でさくっと漉いてもらうのがおすすめです。
(難波のお店でも漉き加工できますのでスタッフにお声かけくださいね)

 

ちなみにこんな感じで森さんか荒井くんが漉いてくれます

 

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リメイク手順

1>古いベルトからバックルを取り外す。
2>ベルト用の革の長さを調節してカット。
3>ヘリ落とし、裏処理、剣先の形をカット。
4>漉いてもらった折り返し部分に楕円型に穴を開ける。
5>バックルとサル革を取り付ける。
6>ベルトピンの穴を開ける

とこんな感じの手順です。

 


 

1>古いベルトからバックルを取り外す。

普通にリッパーやカッターなどを使って外しました。
ずっとリメイクしたいと思いつつ2年以上ずるずるそのまま使ってたので、切っちゃうと覚悟決まりますねww

 

2>ベルト用の革の長さを調節してカット。

これもカッターで大丈夫。(オススメはプレミアムカッター

腰履きとジャストウエスト両方で使いたかったので、長めにしました。

 

3>ヘリ落とし、裏処理、剣先の形をカット。

ヘリ落としには両面ヘリ落としを使いました。(再入荷しました!)
で剣先はクールな雰囲気にしたかったので今回は直線っぽい形にしました。

 

裏はお好みですが、私は服が痛むのが絶対嫌なので引っかかりがないようにエッジカバーマットですべすべに仕上げました。このエッジカバーマットは何度もリピ買いしてる商品なのでまた別で紹介するかもです。(ショルダーの紐なんかにもオススメです。ブラウスが擦れてぐじぐじになったしりたらめちゃ悲しいですからね。。)

 

剣先の形を一発で抜ける「ベルト剣先抜き」や「ストラップエンドパンチ」という商品もありますので、何本も作る人はありかもですね!

 

剣先の形も色々ありますので、好みの形を見つけてください。

 

 

4>漉いてもらった折り返し部分に楕円型にピン穴を開ける。

バックルのぴよってしてる部分をピンっていうんですが、そのピンを取り付けるために革に穴を開けます。

 

これには専用の「美錠抜き」っていう商品があるんですが

ポンチで二個穴を開けて繋げる法でもOKです。

 

5>バックルとサル革を取り付ける。

今回、元々のベルトのデザインをあまり変えたくなかったのでバックルは縫って取り付けましたが、カシメやカタビス、ホックなんかで留めてもいいと思います。

 

で、サル革も今回のデザイン上同じ革にしましたが「バックル用ループ

にしてもいいと思います。

 

 

余談-見たことあるやつ発見。

ところで古いベルトを解体してる時に発見したんですがこれ。既視感。

ユニクロームサル革留め」っていう商品なんですが、こんな古いベルトにも使われてたんだー!

サル革を作るときはこれが便利ですよ。10個も入ってるし。
切り込みを入れて爪を折るだけ。簡単。便利。

 

6>ベルトピンの穴を開ける

いよいよ仕上がり間近。

最後にピンを通す穴を開けますよ。
実際腰に巻いてみて穴を開ける位置を決めましょう。

ピンを通す穴には「ベルト用穴あけ」っていう楕円形のポンチがオススメです。

 

丸いポンチは持ってる方多いと思いますがピン穴には楕円が良いです。
なぜ楕円がいいかというと、穴が丸いとピンを刺した時に起きちゃうのです。

楕円だと自然に納まってくれます。言葉で説明しても伝わる自信がないので図にしました。

 

 

˗ˏˋ 完成。 ˎˊ˗

 

まだまだ書ききれてないですが長くなっちゃうので今日はここまでにします。

洋服のリメイクはよくしますが革製品のリメイクもなかなか面白いので、手軽にできるベルトからやってみても楽しいですよー^^

ベルトリメイク、ぜひやってみてください。

 

 

ベルトリメイクに必要なものリスト

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

<必須>

ベルト用革
漉き加工
ヘリ落とし
ベルト用穴あけ
ユニクロームサル革留め または ・ベルト用ループ
・針と糸

<デザインによっては>

カタビス
カシメ
ジャンパーホック

<あると便利>

美錠抜き
剣先抜き ストラップエンドパンチ

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

ではまた。

 

 

 

 

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