実物握って初めてわかる。刃ブレゼロのカッターナイフ その名も「グランツ」登場


今日は。Phoenixの横井です。

今までいろーーーーーーーんな工具を取り扱ってきまして、
今回ほど文章と写真で商品の良さを伝えるのが難しいと感じた商品は初めてかもしれません。

どうすれば伝わるかなー、と思いながら、未だに解を見出せず。
とりあえず文章を書き始めてます。さてどうしよう。

モノはすごくいいんです。
めちゃくちゃオススメです。

さてどうしたものか。と私を悩ませているのがこちらの
グランツ・エクストリームカッターです。

何と、こちらのカッター、刃先のブレが全くなしという代物です。
詳しく説明していきましょう!

 

刃ブレって?お手元のカッターナイフで試してみてください

まずお手元のカッターナイフをご用意ください。
OLFAのものでもNTのものでも構いません。

それから刃先を少しだけ出して、カッターマットに添えてみてください。
その状態で軽く左右に手を動かすと、刃先に遊びがあるのがわかるかと思います。
種類によると本体部分と当たってカチャカチャ音がするものもあります。

グラグラグラグラと。

 

これはほとんどのカッターナイフの構造が、たとえネジ式であったとしても
スライダー部分のみで刃を固定しているから起こることで、
不良でも何でもありません。

これが従来のカッターだと普通の状態です。

これが刃ブレと呼ばれる現象です。

※刃をたくさん出すと薄い刃がたわんでブレますが、それはただの刃の出しすぎです。
怪我にご注意!

このスライダー部分で刃を固定していますのでホールド力がそんなに強くないことが要因

ボディ全体で刃をホールド!安定感抜群です

一方、こちらグランツですが、横から見るとこうなってます。

 

ボディの側面に溝が見えますかね?

現在こちら刃を固定しないフリーの状態でして、写真右側に写っているタブを下げると
ホールド状態になります。

溝が小さくなったことがお分りいただけますでしょうか?

要はテコの原理で右のタブを下げることで本体パーツが締まるというわけです。
この本体パーツが締まることで刃を本体全体でホールドすることができ、
従来のものに比べて刃を固定する力が広く働きます。

つまり、写真に写っている赤いパーツは刃を移動するためのもので、刃を固定する役割を持っていません。
新しい発想ですねー。素晴らしい。

本体全体でホールドしているので、従来のものに比べて圧倒的に刃ブレが起こりません。

グラグラがゼロ!

 

刃の交換もスムーズに行えます

 

刃の交換手順のご説明です。

ちなみに、グランツには専用の替刃がございますが、
NTプレミアムカッター小型刃(黒刃)と互換性があるのでそちらがオススメ!
お値段同じで切れ味は断然NTプレミアムカッターです。
※互換性があるのは小型Aの黒刃のみです。銀刃は互換性がございません。

刃の交換手順は、

まずロック用のタブをあげて、

赤いスライドパーツを動かして刃を最大まで出すと、先端の部分に赤いパーツが引っかかって

この状態で刃がフリーになりますので、刃を抜きます。

このまま新しい刃を差し込んで赤いスライダーを戻せば交換完了

めちゃくちゃ簡単に刃を交換できます。

 

刃がグラつかないといいことあるの?

今更ですが、なぜぐらつかない方が良いのか、を説明します。
カッターに限らず、工具は基本的には手の延長だと思ってます。
切るとか、削るといった指や手ではできないことを工具に頼るわけですが、
工具側に「遊び」があると意のままに操れないことになり、

「思ったようにいかない」

となるわけです。もちろんその「遊び」までもコントロールして操ることもできなくはないですが、どうせなら「遊び」がない方が扱いやすいですよね。

例えば、繊細なカットを行う上で、刃が意のままに操れないと
精度のあるカッティングができなくなります。

ストレスたまりますよね、そうなると。

なので、カッターに限らず工具に「遊び」があるというのは極力避けたいわけですが、
構造上どうしても固定できなかったり、遊びを持たせる必要がある場合があります。

カッターはその最たる例な訳ですが、今回のこのグランツが
「ボディー全体で刃をホールドする」という機構を実践したおかげで、
今までできなかったことができるようになったわけです。

で、ここまで書いておいてあれなんですが、

私の拙い文章力ではこのカッターの凄さを表現するにはこの辺が限界です

お近くの方は店頭にサンプルがあるので、ぜひ触りに来てください
アルコール消毒しておきますので。←これ大切

絶対その方が伝わります。

私の書いた文章を10分かけて読むよりも、
試し切りする2秒でこの商品のすごさがわかってもらえると思います。

そう、実質の白旗宣言です。

なのでタイトルに「握って初めてわかる・・」と入れました。
私の負けです。

それくらいこのカッターは素晴らしい。
そのことだけでも伝わればこのブログを書いた意味がある。
そう思ってこの辺りで筆を置きます。

是非ともお店に触りに来てくださいませ。

 

 

 

 

 

 

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3 thoughts on “実物握って初めてわかる。刃ブレゼロのカッターナイフ その名も「グランツ」登場

  1. Nobori

    ただただ、最高でした。たぶん2で割っても最高です。
    刃が全くぶれないのと切れ味が凄まじいです。厚紙くらいなら切れている感覚がないくらいスッと切れています。

    返信
    1. l-phoenix 投稿作成者

      Nobori様
      こんにちは。Phoenixです。コメントありがとうございます。
      最高の賛辞ありがとうございます!もしよければオンラインショップの方にレビュー機能がございますので、
      そちらにもご意見として頂けましたら、レビュー機能は投稿に対してショップポイントがもらえるのでぜひ有効活用してみてください!
      レビュー投稿はマイアカウントから投稿して頂けます。

      返信
  2. ピンバック: 人に話したくなる革の話:カッターの話 | 本日は革日和♪

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