芯材をあるとないとではどう違うのか、というのを唐揚げ食べつつ話そう

「革で鞄作りたいんですが、パリッ!と頑丈に、自立するように作るには硬い革を使えば良いんですか?」

ん~、例えばフェニックスで売っているマスラオや昭南ベンズなんかで作ればそりゃ自立するけど、その分厚く重くなりますね。

だから製品のものは中に芯材を入れています。
芯材を使うとどうなるかを唐揚げ食べつつ解説してみましょう

フェニックスから徒歩7分、大国町駅のうまいもん誠三郎のランチの唐揚げは美味しいが量が多い

居酒屋なんですが、ランチに唐揚げをメインに商売されています。
780円で唐揚げ6個、999円出せば望むだけ唐揚げ出します、というランチやっています。

うまいもん 誠三朗 – 大国町/居酒屋 [食べログ]

この近辺で唐揚げならここかもう一店舗がお勧めかなぁ、と。
が、この店は量が多い。
どれだけ多いかと言うとフェニックスで一番食べる仲地ですら「すいません、ランチで6個入っていますが5個でいいです。減らしてもらえますか?」というほどの量。
おろし唐揚げ定食、などにするとからあげの量が1個減ります。
女性限定ランチにすると唐揚げ3個で600円になります。

うちのスタッフは唐揚げ食べたくなるとここに良く行きますかな。

おでん定食も「おいおい、昼のランチのおでん定食ならばもうちょっと量少なくしねぇか?」というほど5種でしっかりとした量が出てきます。

ここのメニューは芯材が使われている

こちらのメニューですけど、ランチに行くとランチメニューと飲み物メニューが机の上に置いてあります。

で、飲み物メニュー

これを手で曲げると、、

このように湾曲します。
中に芯材が入っていません。普通にラミネートしていますね

そのため自立もせずくにゃんとなります

それに対してランチメニューは中に芯材が入っています。
手で曲げてみると芯材が入ったところからは曲げづらくなっています。

黄色の湾曲部分が芯材貼っている場所ですね。多分このメニュー作成は業者に依頼しているんちゃうかなぁ。中に透明な薄いプラ板なり仕込んでいると思います。

自立もきっちりかっきりしてくれます。

と、いうように芯材がないと自立はしない

当社の昭南ベンズだろうがマスラオを使おうが、長年使うと線維がゆるくなってクタクタっとしてきます。それは革である以上仕方ありません。

ですが、中に芯材を入れておくと芯材を入れた部分にハリが出ます。

鞄全体に芯材を入れるとその分重くなりますし、作業手間も増えます。
そういうときは鞄の上部、口前部分だけに数センチなり芯材を入れるとハリが出て鞄としての機能性が高まります。

さぁ芯材を買おう!

フェニックスでは芯材や接着芯も販売しております。芯材のA4サイズ販売もしています。> 2018/04/03追記 すいません、近々A4は廃盤、大きいサイズも取り寄せ、ということになりました(´・ω・`)

・芯材 – ヌメ革と真鍮金具とレザークラフト材料の通販-フェニックス

かっちりくっきりボンテックス

ボンテックス A4サイズ – ヌメ革と真鍮金具とレザークラフト材料の通販-フェニックス
ボンテックス【取寄品】 – ヌメ革と真鍮金具とレザークラフト材料の通販-フェニックス

ウェブロンが廃盤になったので今はボンテックスがメインに使われるかな。ここらも人によって異なりますが、他にもウェブテックス、というような品もあったはず。
個人的には0.4mmと0.75mm、2枚買っておいて損はないかな、と。
重ねれば分厚くなりますしね

補強に使ったり、軽くハリをもたせるのにのり付きスライサー

のり付スライサー【取寄品】 – ヌメ革と真鍮金具とレザークラフト材料の通販-フェニックス

裏面に両面テープが貼っているスライサー。
薄い革の補強として全体に貼ったり、ボンテックスだとカッチリしすぎる場合などに使います。
厚み2種ありますが、両方買っておいて損はありません

芯材の勉強をするならば技法事典2がお勧め

芯材ってかなりケース・バイ・ケースが多く、種類も多いんですが、現状芯材をまんべんなく紹介してくれているのは技法事典2かなぁ
芯材や接着芯を使いこなせると柔らかい革などでも色々な表現ができるようになります。切り目仕上げでも使い方次第で芯材はものすごく威力発揮します。

『レザークラフト技法事典2』 – ヌメ革と真鍮金具とレザークラフト材料の通販-フェニックス

2011年に書いたblogを転載しておきます。
技法事典2は中級者になりたい人や、人に説明する必要がある先生業などに方は読んでおいて損のない内容です。

レザークラフト技法事典Ⅱ~クラフト学園 龍の巻が出ました。
今回も写真枚数20枚弱で本の解説をしましょうかねぇ

さて、今回は他の本では一切触れられていない芯材について説明されているのが珍しいですね。
あとは内縫、外縫の違いやすくい縫い・駒合わせ抜い、玉縁や縫割のやり方が載っています。
縫い割りも言及されているのは珍しいですね

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目次

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革の基本知識。タンニンとクロムなめしの違い
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金具の基礎知識
ホックやカシメ(ノーマル、ジャンパードット)、ヒネリ、ファスナーの長さ調節、
口金、コンチョのつけ方が載っています。
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芯材と裏地
芯材について言及している本は少ないので珍しいですね。
芯材を使いこなせると薄い革でもグッと表現の幅が広がります。

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裏貼りのやり方
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接着芯と裏地を使った鞄の作り方
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外縫いと内縫い
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内縫いのコインケースの作り方
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玉ぶちとフリンジの作り方
玉ぶち、ですが靴業界・小物業界、さらには東と西で同じ「玉ぶち」という言葉でも
違う技法を指し示す時があります。

この本の中では内縫いの鞄でよく使われる技法を指します。
写真右中央に出ている技法ですね。
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縫い割り
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すくい縫と駒合わせ縫い
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マチの作り方
角マチ、丸マチ、タンニン革の型出し(立体成型)も解説されています。

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ひもの作り方と付け方
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全部読んだ感想としては脱初心者を目指す方、中級者の方向けですね。
「俺は職人だぜ!」という人も見ていて面白いとは思います。
芯材の使い方は習得しておくと色々と便利な技法ですのでそれだけでも価値あるとは思います。

レザークラフト技法事典Ⅱ
2011.05
2650円
ネットショップ販売ページ

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