久々に行ったら写真撮影可になっていた世界のカバン博物館&近辺で見ることの出来る革資料やら


JLIAに呼ばれて研修を受けに東京に。
ついでにふらふらと付近散策。JLIAの隣はエース株式会社があり、ここの7Fには「世界のカバン博物館」と名づけられた資料館があります。
2010年に改装され、随分と小洒落た空間になったのですが、開館当初は写真撮影不可でした。あの時、真正面から写真撮影をお願いしたのですが、不許可。
それが今回いったらいつの間にか写真撮影okに!まぁびっくり

今回は世界のカバン博物館や周辺の革資料が見ることが出来るスポットなどをテラテラと。

世界のカバン博物館


世界のカバン博物館|エース株式会社

世界のカバン博物館はエース創業者の新川柳作氏が生業であるカバンを通じて、何か社会に恩返しできないか、と思い「世界中のカバンを集め、もっと多くの方に各国の文化や風俗を知っていただこう」という思いで作られたものです。

世界のカバンの歴史紹介や展示されている多数のカバンなど見どころもタクサンタクサン。動画でダレスバッグの作り方を解説し、実際のダレスバッグも手袋着用でどうぞ見てください、という太っ腹っぷり。

個人的には戦争時の日本のカバンの作り方が下士官と上官では構造や手間が異なるのが見て取れて面白いですな。

8Fには創業者新川柳作資料館もあり、創業の軌跡が見て取れて面白いです。
80年の講演では「作りと宣伝、両方大事で偏ってはいけない」というようなことを話されてたのが印象的です。

昨今博物館に限らず美術館でもフラッシュ禁止で撮影可な場所が増えてきました。ありがたい限りですし、紹介しがいもあるので増えてもらいたいものです。

こちらは無料となります。最後にアンケートがありますので「フェニックスblog見てきました」とでも書いてもらえるとありがたいですわ

皮革産業資料館

公益財団法人 台東区産業振興事業団 | 各種研修・研修センター【産業研修センター】 | 皮革産業資料館のご案内

www.pair-slope.co.jp/07-Ishino/P-1-2.htm

過去に何度か見学に行っています。
浅草から歩くとちょいと距離あるのでバス利用がお勧め。
ここは研修センターの一室ですのでそれほど大きくないです。(フェニックスと同じくらいの大きさじゃないかな)
もし可能ならば事前に問い合わせて館長の稲川氏がいるときにあわせて見に行ったほうが色々な解説が聞けるのでお勧め。

収蔵品は国内中心ですが結構珍しい物も多いです。
行くなら早めに行ったほうがお勧め。

無料です。

スカイツリー

浅草から徒歩16分ほどでスカイツリーまで。
浅草の駅そばにあるレンタサイクル300円が借りられると便利なのですが、10時に行くと「もうないよ」とのこと。こういうこともあるので初日に借りて3日連続借り、などもお勧め。浅草・浅草橋・御徒町あたりは自転車あるとものすごく楽です。

さて、スカイツリー。

てっぺんまで登ると2000円~3000円ほどかかるので中のショッピングモールソラマチ散策だけだったのですが、4fにあるスカイツリー展望台入り口にスカイツリーをかたどったモニュメントが。

 オープン後も話題のスカイツリーで、エントランスフロアに並ぶ不思議な造形のツリーが注目を集めている。橋本夕紀夫さんデザインによる3m高の「スーパークラフトツリー」だ。江戸切子や竹細工、漆など、日本の伝統工芸を用いたツリーのこだわりについて、橋本さんにインタビュー。

「そり」「むくり」「積層」「ばね」・・・。スカイツリー4階のエントランスフロアの壁面にずらりと並んだ12本の「スーパークラフトツリー」には、それぞれユニークな名前が付けられている。

 

スカイツリー内、伝統工芸ツリーの秘密。デザイナー橋本夕紀夫インタビュー (1/3)|デザイン|Excite ism(エキサイトイズム)より

え~、12の伝統工芸技法というのに革入っていないやん(´・ω・`)
竹細工、江戸切子、漆、水引などあるのに革が入っていないのかよ、墨田区なにしてるの、という感はある。まぁ、革は伝統工芸に入らないからなぁ。。でもバネって伝統工芸?こういう時に大きめなものを作れる経験・技能持っていて著名な人が革業界にいねぇのも問題なんだよなぁ、とブチブチ

千葉工業大学スカイツリーキャンパス

千葉工業大学東京スカイツリータウン®キャンパス

8Fにあり、郵政博物館の手前にあります。
ロボット・宇宙好きならば見たら面白いかと。もちろん無料。
等身大のマクロス・ガウォークモードの上半分が展示されています。

 

郵政博物館

郵政博物館 Postal Museum Japan

スカイツリーの9Fにある郵政博物館。
こちらは入館料300円で過去の郵政の歴史が見れる、というもの。
目玉は33万点収蔵しているという世界の切手が直接見られる、ということ。

が、私の目玉はあくまで過去の郵便カバンが見れること。
最初は木製だったとか、ダレス形式の金具とか見どころがちょくちょくと。

また記念はがきの作製解説。
日本では木製版画。
現在はお札や切手は金属版画で作製。
ここらを詳しく見たい場合は下記サイトや博物館、漫画「地の底の天上」あたりを読むとゾッとします。

独立行政法人 国立印刷局 – お札と切手の博物館 – 見どころ解説
地の底の天上

HONDAの郵便仕様のカブにまたがれたのもバイク好きにはポイント高いかと

外にあった外国製切手アサリ漁り。こういうの漁りだすとキリがないんだけどなぁ、、と思ったら「鞣し革屋」と紹介されている切手が。持っているなぁ、我ながら、、、
チャドとのことだからアフリカですな。切手になるくらいだから社会的に評価されているんだろうなぁ、この地では。

立場的にあまり書きづらいのですが、ここから徒歩5分でアイズ・レザーさんという革屋さんもあります。

塩とたばこの博物館

HOME | たばこと塩の博物館

さて、スカイツリーから徒歩8分ほどで塩とたばこの博物館。

ここはJTが運営している博物館で塩とたばこ専門の博物館。
江戸時代にはたばこ入れが発展しておりある種日本の財布発展の基礎となった時代。
これを見に来たのだが、まぁ、企画展でもない限りそれほどたばこ入れは展示されていません。
ですが見どころはタクサンあります。100円でこれだけ楽しめるならお勧めです。

塩作製の大変さ

世界の塩がどうやって作られているか、過去の日本ではどのように作られ、工夫し、変遷してきたかがわかりやすく展示されています。
日本の塩:日本の塩づくり|世界の塩・日本の塩|たばこと塩あれこれ|たばこと塩の博物館

塩は鞣しの工程の中で脱水・防腐で大量に使われますが、工業塩の使い方できちんとそこらに触れられています。

江戸時代のたばこ入れやら世界のたばこ小道具すげぇ

この博物館が一番江戸時代の煙草入れなどを収蔵しているはずですが、常設展示はせいぜい10点ほど。ちょうど京都で11月まで展示会しているからそちらに貸しているのかな
清水三年坂美術館 特別展・企画展

まぁ、それでも「おいおい、疑似パイピングしてやがる」「鹿革だから内縫いはしやすいんだろうな」などが学べます。

また、江戸時代のタバコ屋の模型展示されているのですが、この頃からすでに布製による煙草入れのセミオーダーなんてやっていたのか、など見て取れて面白いですな。

 

他にもメシャムパイプの出来方や展示、タバコのデザイン展示など盛りだくさん。

博物館の中には昭和時代のタバコ屋を模したブースがあり「あぁ、赤電話ってこんなに受話器重いんだ」「をいをい、中でTVまで再現されているぞ。ピンクレディーのUFOのCMっておぼろげに覚えているぞ」などの偏った楽しみ方が出来ます。

江戸時代のタバコの作製時に使われた木製機械が再現されており、「0.1mmを半自動的に刻むためにどれだけ機械化を勧めたか」を細かく解説したビデオも上映されています。
この機械解説にせよ、塩の作り方開設にせよ、かなり限定的な楽しみ方ですが、機構・メカニックやミシン好きならば非常に面白いです。

私自身はタバコ吸わないのですが、十分楽しめました。

レンタサイクルさえあれば、、

で、こっから浅草まで歩いて18分ほど到着。帰阪。ぐったり
じっくり見るタイプの人はこれだけの博物館を1日でめぐるのはちと地獄です。
レンタサイクルあっても多分きつい。
せめて3つ、できれば2つに絞って、レンタサイクル借りて是非移動してみてください

文責:ムラキ

過去の関連blog:


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

*