6/19,20.21は革日和東京やります。part3 サンプル師というのはどういう仕事で何が必要なのか


6/19~21に開催される「本日は革日和♪東京」で行われる「サンプル師ってどんな仕事?」セミナー、そもそもサンプル師ってあまり知られていない言葉ですが、バッグカバンや財布業界では必須の仕事です。

 サンプル師ってどういう仕事?

革業界の中では様々な仕事があります。

バッグ・鞄・袋物から靴業界、ベルト業界など細分化されますがその中でも「サンプル師」という仕事は表に出てこない仕事です。

サンプル師は「製品となる品の型紙を作る」仕事、服でいうパターンナーと同じです。
ですが、実際にはもっと深い仕事内容です。

このセミナーでは現役サンプル師にサンプル師の仕事内容を赤裸々に語ってもらいます。

・バッグ業界の仕事の流れ~どこからサンプル師の仕事なのか?
・メーカー・サンプル師・職人、それぞれ何をするのが仕事なのか?

・量産の仕事の際に型紙を作る仕事「サンプル師」
・超絶凄腕テクニックは必要なのか?
・どうやったらサンプル師になれるのか?
・雇われる?フリーで生きる?仕事はあるのか?
・”誰”がお客なのか?自分の好きなものを好きなように作れるのか?
・サンプル師はその仕事だけで食べていけるのか?
・顔の広さやコミュニケーション能力は必要なのか?

 

講師の先生は現役サンプル師

講師をしてくださる中村保義氏は40歳の現役のサンプル師です。
バッグメーカーの2代目で営業、サンプル師となり独立、フリーのサンプル師として2000個以上のバッグサンプルをあげつつ、専門学校講師をしつつ、現在教室業もされています。
今現在ももちろんサンプル師の仕事も行っています。(仕事は紹介のみ、とのこと)

サンプル師が教えるバッグ教室

Blogカテゴリー「サンプル師の仕事」サンプル師の仕事 | サンプル師が教えるバッグ教室

サンプル師という仕事は腕がいいだけではダメ。
引きこもりでもダメ。
自分の好きなものだけ作っていてもダメ。
相手の言うことを聞いているだけでもダメ。

色々な能力が必要とされる、ということが学べますので興味ある方は是非聴講にお越しくださいな。

じゃぁサンプル師に必要なことって何?

中村氏「たとえばですね、、、

こちらのAとB,両方のパーツ、どちらも似たものですよね?
ヘリ返した二つのパーツを合体したものです。

Aは普通にヘリ返して2つを合体して縫いました。
Bは内縫いしてひっくり返して縫っています。

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見た目的にたいした違いはありませんが、Aは下準備がものすごくかかります。
Bのほうが早く確実に出来ます。
動画でちょっと解説するとこうです。

このように請負の職人さんがどれだけ楽に美しく出来るか、それによりどれだけ工賃単価を落とせるかを依頼者に納得してもらうのがサンプル師の仕事です。

だからすごく腕がいい、というだけじゃダメなんです。

その縫い目のラインひとつに工賃を50円あげるほどの意味があるのかどうかの相談交渉するのもサンプル師の仕事です。」
(※この業界のサンプル師全員が同じ考え、というわけではありません。工賃が高くなろうが安くなろうがデザイナーさんが提出した図のままに型紙を作るサンプル師さんもいます)

 

というような技術的な話から思想まで学ぶのがこのセミナーです。

申し込みはこちらから

6月20日 本日は革日和♪バッグサンプル師ってどんな仕事?セミナー(東京都)

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