ジャパンレザーアワード2016の応募締切が8/15(月)までなので今年の変更点とか


ジャパンレザーアワードの事前エントリーの締切が15日月曜日となりました。

Japan Leather Award 2016 | ジャパン レザー アワード 2016

で、今回のアワードで変わった変更点などを主催会社さんから解説されたので書いておきます。

P1060615

審査員の顔が見えるようになった

今までのアワードでは審査員の顔が見えず、また、審査員が何を審査したかがさっぱりわかりませんでした。
「ムラキさん、これは美術のコンテストなどではありえないことですよ( ゚Д゚)y─┛~~ 審査員が顔出して総評などを出さないってのは無責任だとすら思えます」というのは知り合いの弁で。

今回は審査員が誰で、どのような背景があるか、などもきっちりと公開されました。

今年のレザーアワードについて | Japan Leather Award 2016 | ジャパン レザー アワード 2016
審査員プロフィールなども書かれていますが、、

ねぇ、主催会社さん、これって2次審査担当のプロ審査員、と、審査員長として菅野氏とドン小西氏が書かれているやん。1次審査は誰がやるの?

「そりゃ審査員長の2人が行うんですよ」

えっ!審査員長って菅野氏とドン小西氏、でしょ?この2人で300点以上を審査して数減らして、それから2次審査で審査員たちが審査するの?1次審査の審査員長2人の負担でかくない?

「査員長の菅野健一氏とゲスト審査員のドン小西氏、阪急うめだ本店の来店客150名が審査・採点し、全応募作品から100点を選出します。で、その100点を東京で審査員長の菅野健一氏と2次審査員9名が審査・採点し、1次審査通過100作品より、各部門賞、グランプリを決定します。」

偉いハードだな、審査員長( ゚д゚ )

100点に削って東京で展示し2次審査を行う

「100点まで削って東京で2次審査を行うんですよ」

大阪では従来通り全作品展示して、東京では100点に削ってやるんですか?

「100点まで削る、というか、1次審査で100点まで厳選して、それを東京で2次審査します、ですね」

大阪では相変わらず全作品展示か。主催社としてはいくつ出展されるか分からないから全展示は怖いだろうになぁ。いっそのこと東京では全作品展示は出来ないんですか?

「300点以上を展示できる場所がないんですよ、東京では。大阪みたいに応募者限定の懇親会を東京でもやりたんですけど、どう思います?」

ん~~~~~、、、すごくリスキーかな。
全作品展示しての応募者限定の懇親会は大阪で何度もやっていてあれは色々な意味で価値がある。
作り手がその場にいて、お酒を飲みつつ出展作品を見ることが出来る。

でも、100点まで削ったものを見ながら作り手集めて「さぁ、懇親会!」、ってのは結構リスキー

「なんでですか?」

プロ・アマ、職人、趣味問わずだけど作り手って偏屈者多いじゃないですか?
東京で1次審査突破した100点展示しているのでそれ見ながら懇親会をやります!と提示した場合、作り手が考えそうなのは2パターンかな

・あなたは1次審査突破したよorしていないけど懇親会来てね、と通知がきた時
>>>落とされた人は「何が理由で落とされたんだ?そもそも審査員はワタクシの技術や意図を判断出来るのか?」と怒って来ない。落とされなかった人は来る、かな

・突破したかしていないか、などを知らせず「懇親会きてね」と通知を送った時
>>>会場で自分のを落とされた、と知った時、上記と同じように考えて「こんなの次回は出さない」と考える。

だいたいこの2点かな。
前者をやるとそもそも人が来ない、後者をやると今回は人が来るかもしれないが、次回は大幅に応募者減るだろうなぁ

「じゃぁどうすれば東京で懇親会出来るんですか!」

全展示だよ。展示するならば半端なことをせずに全部展示する。
作り手は貪欲さがあるから全部が見たいんだよ。「審査員が審査した100点」じゃなくて「審査員が落とした残り数百点」も見たいんだよ。審査員が良いと思った・悪いと思った、なんて正直どうでもいいと思っている。審査が最低点なものでも自分にとって学ぶことがあるかもしれない!だから見るならば全部見たい!お偉い審査員様が判断した「いい」「悪い」なんてどうでもいい、と思っているなぁ。

ただ東京では全部展示するスペースは手にはいらない、っていうならば懇親会は諦めるほうがオススメかな。でも100点だけでも東京で展示することはすごく意味あるねぇ。100点展示を数年やってから懇親会やるならばありかもしれないねぇ

部門が減った

今年の部門は下記の部門。

レディースフットウェア/メンズフットウェア/レディースバッグ/メンズバッグ/ファッション雑貨/生活雑貨/学生

ありゃ、エコレザー部門と爬虫類部門が削れましたね。エコレザー部門狙い目だったのにねぇ。
男女靴・鞄で4点、あとはファッションと生活雑貨、学生ですね。

相変わらずサイフは部門にならないなぁ。需要あるのに、色々な意味で

グランプリ受賞者対象のPRというのが今回から始まった

今回からグランプリ受賞者には、副賞として以下の3つのPR方法のうち1つをお選びいただきます。

●プロモーションビデオの制作・WEB配信
https://www.youtube.com/watch?v=NfBkFzfKjUM

●香港APLF2017 JAPANブースでのグランプリ作品展示

●Creema STORE in ルミネ新宿2での2週間限定の販売サポート

 こりゃまた変わったことしましたな。

アワード受賞者と話を何度もしていますが、、

グランプリを獲った人や各部門賞を獲った人と喋ってみましたが皆さん言うのは

「賞を獲ったからといって仕事は増えない」

とのことです。

「ムラキさん、賞なんてのは箔ですよ。箔が1枚増えたからって仕事に直結しないんですよ。
ただ!その箔1枚によって単価をちょっと上げることが出来たり、百貨店などで評価されることはあります。
箔で仕事が来るわけじゃないんです。箔を使って自分の価値を高めて仕事を増やしたり単価を上げたりするんです。
自分で行動できる人じゃないと賞ってのは意味ないですよ」

このアワードに出すことで大阪でのすべての作品を並べた展示会を見に来たセレクトショップ会社さんとつながった、という話もあります。
アワード展示会の交流会で縁が広がった人もいます。
展示会後の非公式2次会から縁が広がった人もいます。
受賞後に渡されるパンフを営業資料として有効活用して仕事を増やした鞄メーカーさんもいます。

また参加作品が返却される際には審査員や一般審査員さんのコメントもつけられて返されます。
「このコンペはアイデア次第でアマチュアでも勝機があるのが面白いし、コメントをもらうだけでもホント価値ありますね。」という弁もあります。

何かを得たい、縁を広げたい、というならば参加して損はないかと思います。

今回も個人的にアワード展示会後の非公式交流会は開催する予定です。

10月27日火曜日 ジャパンレザーアワード審査会にあわせたバスツアーと非公式の懇親会を今年もやります。 | phoenix blog

過去の関連blog:


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

*