【教えてよこいさん】アリゾナたくさんあるけど…

こんにちは、革担当よこいです。

今日はお客様から頂いた質問にお答えします!( •̀ω•́ )و

いつもお世話になっております。
アリゾナ各種の違いについて質問です。
アリゾナのナチュラルカラーとアリゾナクラストの違いは何ですか。アリゾナのナチュラルの方が「ナチュラル」という色の染料で仕上げているということでしょうか。それともオイル仕上げだけということでしょうか。
また、アリゾナのナチュラルカラーのシボなし版がアリゾナリスシオという認識であっていますか。
よろしくお願いいたします。

こういう質問大歓迎です!

Phoenixのアリゾナは4種類

まず当店で取り扱いのアリゾナは4種類あります

 

アリゾナ

アリゾナラッカー

アリゾナクラスト

アリゾナリスシオ

 

では詳しく説明してまいりましょう!( •̀ω•́ )و

 

看板インポートレザーのアリゾナ

 

まずはスタンダードなアリゾナから。

 

アリゾナ自体はスタートが約4年前(もうそんなになるのね…)の、

今やすっかり定番として定着したイタリア産インポートレザーです。

当時はまだインポートレザーの選択肢も少なく、

ダブルショルダーという形状の使いやすさや、発色の美しさなど、

僕らから見ても、お客様から見ても取り扱いやすい革として人気を博しました。

今でも根強い人気を誇る革です。

ネットショップの説明書きはこちら。

商品名:アリゾナ
なめし:タンニンなめし
仕上げ:染料仕上げ、芯通し、ライトシュリンク
厚 み:2.0mm前後
大きさ:120~170DS前後(Wショルダー)
価 格:¥153/DS(+税)
カラー:全13色
焼印率:0%
カット:可

はみ出しもの(?)のアリゾナラッカー

 

通常のアリゾナと少し違っているのがこのダークブラウン(DBR)とホワイト(WHT)

アリゾナの中でも特にこの2色は「アリゾナ ラッカー」という名前で展開しています。

ラッカーと名乗っていますが、

ホワイトの方は仕上げに顔料(ラッカー)を吹いてより白くなるよう仕上げられていますが、

ダークブラウンのほうはラッカーは使っておらず、仕上げとしてはアニリン仕上げとなっています。(註:アニリン仕上げとは

ですので、こちら都合でアリゾナラッカーとしてますが、

ダークブラウンの方はアニリン仕上げですので、イタリアタンニン鞣協会のタグをお使いいただけます。

ネットショップでの説明書きはこちら

商品名:アリゾナ ラッカー
なめし:タンニンなめし
仕上げ:アニリン仕上げ(ダークブラウンのみ)、染料およびラッカー仕上げ(ホワイトのみ)、ライトシュリンク
※芯通しではありません
厚 み:2.0mm前後
大きさ:120~170DS前後(Wショルダー)
価 格:¥153/DS(+税)
カラー:全2色
焼印率:0%
カット:可

 

 

お客様と革担当の声から実現したアリゾナクラスト

 

アリゾナを扱い始めて1年少し経った頃から

「アリゾナの無染色のものもあると嬉しいな」というお客様からのお声を聞くようになりました。

Phoenix革担当としても、ヌメや自然な風合いが好きなので、

ダメ元で交渉してようと連絡して見たところ、「無染色あるよー」と返事があり、

すぐに発注(笑)

届いたのがアリゾナナチュラルとはまた少し違ったとても自然で、革の表情豊かなアリゾナクラストでした。

無染色の関係からか、アリゾナより厚さは少し薄め(約1.8mm前後)ですが、

その自然な風合いは通常のアリゾナとはずいぶん違うものです。

ネットショップの説明書きはこうなっております。

商品名:アリゾナ クラスト
なめし:タンニンなめし
仕上げ:クラスト【未仕上げ】、ライトシュリンク
厚 み:1.8mm前後 ※通常のアリゾナと厚みが異なります。ご注意下さい。
大きさ:120~170DS前後(Wショルダー)
価 格:¥153/DS(+税)
カラー:全1色
焼印率:0%
カット:可

ちなみに、クラストというのは僕らの認識では

「素生地」という扱いです。

このクラストに染色やその他仕上げを施して完成革にするというもので、

クラストはいわば完成前の未完成の革です。

 

革担当:よこいの無茶ぶりから生まれたアリゾナリスシオ

 

 

アリゾナクラストを取り扱うようになり、ふと思ったのが

シボ入りクラストができるんならシボ無しもできるちゃう?

という至って安易な発想でした。

さっそく問い合わせると「できるよー」とのことだったので

すぐ発注(笑)

届いてみるとこれまた革本来の表情が美しい、なおかつ優しい手触りのリスシオでした。

クラストもそうですが、染色などの化粧をしていない革は、

良くも悪くも革そのものが丸見えです。

傷も隠れないし、何か不都合があったとしてもそれを丸わかりです。

そいういう意味では革素材がもっとも革素材らしくある、とも言えるはずです。

色々な目線はあるかと思いますが、Phoenix革担当としてはそういうところを大切にしたいと思ってます。

ネットショップの説明はこうなっています。

商品名:アリゾナ リスシオ
なめし:タンニンなめし
仕上げ:スムース、オイル仕上げ
厚 み:1.8mm前後
大きさ:120~170DS前後(Wショルダー)
価 格:¥148/DS(+税)
カラー:ナチュラルのみ
焼印率:0%
カット:可

では冒頭の質問にお答えしましょう( •̀ω•́ )و

 

ここまでお読みいただけると、なんとなーくその違いは分かっていただいけるかと思いますが、

すごくざっくり言いますと

アリゾナ → 染色シボあり

アリゾナラッカー → アニリン染色 or ラッカー仕上げ シボあり

アリゾナクラスト → 染色無し シボあり

アリゾナリスシオ → 染色無し シボ無し

です。

 

ですので、アリゾナのナチュラルはナチュラル色に染色した革で、

アリゾナクラストは染色していないヌメ色の革です。

また、アリゾナナチュラルは染色革ですので、それのシボ無しタイプというのは

Phoenixにはありません。(Phoenix以外にも多分ないと思います)

考え方としてはアリゾナクラストのシボ無しバージョンがアリゾナリスシオになります。

うむ、書いていてすごくややこしいですが、伝わっていますかね?

 

ちなみにご質問にもありました「オイル」というワードですが

アリゾナは実は結構なオイルドレザーです。

特別表面がヌメヌメしているわけでもありませんが、

かなりオイルを含有しているので、色移りや退色・変色が非常に起こりやすい革です。

アリゾナのナチュラルとレッドを一緒の包み紙で巻いて長期保存していたお客様が

いざ使おうと革を広げるとレッドの色がしっかりナチュラルの方に移っていた例もあり、

保管や使用においては注意が必要だと思います。

ただこのオイル感が独特の柔らかくしなやかで、でもコシもあってもっちりした手触りを

生んでいる一つの要素ですので、このあたりはアリゾナの特性としてご理解いただければと思います。

 

まとめ

 

アリゾナを含め、レザークラフトを嗜む方にとっては

イタリアンショルダーという革は随分と定着してきたように思います。

手頃のサイズ感や、使いやすい形にトリミングされていることや

日本のそれとはまた趣の違う発色であったり、風合いであったり。

レザークラフト経験者のうちイタリアンショルダー使ったことないよー、って方は

少ないんじゃないかと思います。

今後もフェニックスとしては、国内外問わず、お客様目線でいろんな革に向き合い

いろんなことに挑戦していこうと思いますので、

革に関するお問い合わせやご要望ございましたらお気軽にご相談ください。

もちろん、お問い合わせいただいても実際に取り組んでみた結果として

ご希望やご要望に添えないことなんかもあるかもしれませんが、

ダメ元でもいいんでお問い合わせくださいませ♪

お問い合わせなどはこちらから〜。

今後も是非ともアリゾナを楽しんでくださいませ☻(もちろん他の革もね)

 

 

 

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